中国の動物園で「中に人間いるよね?」とマレーグマが疑われている
(写真はイメージです) Jenhung Huang-iStock
<動物園側は「本物だ」と主張し、ネット上に広がる憶測をきっぱりと否定>
中国・浙江省にある杭州動物園で撮影された2本足で直立するマレーグマの動画がネット上で拡散され、お尻の辺りに確認できるシワなどから「変装した人間なのではないか」との疑惑が浮上している。
シンガポールの英語メディア、TODAYがエックス(旧ツイッター)に動画を投稿したところ、ユーザーからは「四つん這いのクマよりもよっぽど人間みたく見える」などのコメントが寄せられた。
動物園側は先月30日に発表した声明でこうした憶測をきっぱり否定。英ガーディアン紙の報道で広報担当者は、「この極端な暑さで人が着ぐるみの中にいたら数分ともたないだろう」と説明している。中国の鳳凰新媒体(フェニックス・ニュー・メディア)によると、撮影当日は40度の暑さだったという。
動物園の説明ではマレーグマの大きさは大型犬ほどで、後ろ足で立った時の身長は約1.3メートル。グリズリー(ハイイログマ)の半分以下のサイズだという。
AP通信が報じたところによると、動物園側は記者らが確かめられるように見学行事を用意しているとのことだ。
中国では過去にも動物園を舞台に珍事件が発生しており、2013年には河南省の動物園でチベタン・マスティフという大型犬をアフリカライオンとして展示していたことが発覚し、来園者を失望させたこともある。
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