航空ショー飛行中の戦闘機「MiG-23」が墜落し爆発...カメラが捉えた一部始終
Videos Show Fighter Jet Crash into Parking Lot During Michigan Air Show
(写真はイメージです) KPixMining-Shutterstock
<ミシガン州で行われた航空ショーに出演した戦闘機が飛行中にアパートの駐車場に墜落し、爆発炎上。その一部始終が動画でネット上に拡散されている>
ミシガン州の航空ショーでパフォーマンスを披露していた戦闘機が、付近のアパートの駐車場に墜落した。その模様をとらえた劇的な動画が、SNS上で共有されている。
【画像】【動画】航空ショー飛行中の戦闘機「MiG-23」が墜落し爆発...カメラが捉えた一部始終
8月13日にイプシランティ市の東にあるウィローラン空港で開催されたサンダー・オーバー・ミシガン航空ショーで、デモ飛行をしていたMiG-23(ミグ23)戦闘機のパイロットが機外に脱出せざるをえなくなった。ウェイン郡空港公団(WCAA)の職員は同日の夕方の声明を出し、事実を確認した。
この航空ショーはウィローラン空港にあるヤンキー航空博物館が主催する恒例イベント。毎年見学しているというウェイン郡のある住民は、本誌の電話インタビューに応じ、ジェット機の墜落を目撃したが、それは「現実とは思えない」光景だったと語った。
本誌は電子メールでWCAA関係者にコメントを求めた。
ウィローラン空港を管理・運営するWCAAによると、航空ショーに出演していた戦闘機が、ミシガン州ベルビルのウェイバリー・オン・ザ・レイク・アパートメントの駐車場に墜落したのは13日午後4時過ぎのことだった。乗員2名には大きな怪我はなかったようだが、念のために2人を近くの病院に搬送したという。
現実離れした光景
動画には、戦闘機が駐車場に停車中の無人の乗用車に衝突した後、炎に包まれ、黒煙が上がる様子が映し出されている。WCAAは声明で、アパートおよび航空ショーの会場で負傷した人はいなかったと述べた。発表の時点では、飛行機が墜落した原因は不明だったが、WCAA当局者は、連邦航空局がこの事故を調査していると述べた。
13日の夕方、サンダー・オーバー・ミシガン航空ショーのフェイスブックのページに投稿された記事によると、この墜落事故により航空ショーは中止となり、関係者は参加者に会場を離れるよう求めた。
「皆さん、ショーを中止しなければならない事態が発生しました」と、主催者はフェイスブックで告知した。「どうぞ車に乗り込み、落ち着いて飛行場から退出してください。周辺の交通整理を行いますので、しばらくお待ちください」
ミシガン州ベルビルに住むマイク・ガッテリ(43歳)は、ベルビル湖に浮かべたボートから航空ショーを見ていたときに墜落を目撃した。彼はこの事故を「超現実的」と表現し、重傷者が出なかったのは「奇跡」だ、と本誌に語った。