ワグネル戦闘員の到着をベラルーシ反体制派が「待ち焦がれる」理由
Prigozhin Is 'Not Safe' From Putin in Belarus, Resistance Says
ベラルーシの反体制派にとって、ワグネル部隊の到着は、ロシアの影響力がますます強まってきた近年のベラルーシにとって、新たな展開の始まりを意味する。
「ワグネルの到着は、われわれにとってまったく新しい現実をもたらす。なぜなら、彼らは正規のロシア軍兵士ではないからだ」とビアチョルカは言う。「彼らは傭兵であり、犯罪者であり、元囚人であり、どういう立場にあるのか、いまだに判然としない」。
「ルカシェンコは彼らにある種の合法的立場を約束したが、それが実際に何を意味するのかもわからない。ワグネルは部隊駐留のための軍事基地を建設しているらしい。数千人規模になるようだ」
プリゴジンは再びプーチンを倒そうとする
「ルカシェンコは、ワグネルとプリゴジンを自分の個人的な警護と保護に使おうとしているようだが、プリゴジンには別の計画があるようだ」と、ビアチョルカは言う。「プリゴジンの野望はベラルーシよりもはるかに大きい。彼は再びプーチンを倒そうとするだろう。もう一度、反乱を起こす可能性は否定できない。まだ事態は片付いていない。少なくともベラルーシ国内ではそのような声がある」
ウクライナ戦争におけるロシア情勢の新展開は、ベラルーシの反体制運動に新たな機会を提供していると、ビアチョルカは言う。2020年の大統領選挙でルカシェンコの当選に抗議し、激しく衝突した後、ベラルーシの反体制派は、ロシアから多大な支援を受けたルカシェンコの暴力的な弾圧に屈した。その後弱体化したルカシェンコ政権は今、孤立を深め、見るからに不安定なプーチン政権と結託しているが、「欧州最後の独裁者」ルカシェンコの長期的な見通しは決して明るくない。
しかもロシアの戦争は悲惨な状態にあり、ルカシェンコの強力な軍事・治安機関内や地下組織の反対にもかかわらず、ベラルーシは、ロシアの戦術核兵器の配備にまで同意してしまっている。
ビアチョルカは、対ベラルーシ制裁を強化し、国際刑事裁判所を通じて告発を追求し、チハノフスカヤを民主的なベラルーシの正当な代表として承認するよう求めるよう西側諸国に求める。
「現地から聞いたところでは、ベラルーシ軍はワグネルにあまり期待していないようだ。むしろ、反発の声がかなり大きい。ルカシェンコは、ワグネルの駐留を思いついたとき、誰とも相談しなかったようだ」と、ビアチョルカは言う
「ベラルーシ軍、シークレット・サービス、特殊部隊、そしてワグネルの間で紛争が起こる可能性は非常に高い。彼らが統合されることはないだろう」。
「われわれはこれから、軍内部の雰囲気に関する情報を収集する。プリゴジンが連れてくる凶悪犯や犯罪者を『迎える』ために何ができるか、パルチザンや現地の活動家と話し合うつもりだ」
「プリゴジンの仲間を確実に『温かく歓迎』できるようにする」