最新記事
英王室

キャサリン妃のテニスコートでの行動を、ボールガールが「違反です」と注意...妃は「高いプロ意識」を称賛

Kate Middleton's Tennis Rebuke From Roger Federer Goes Viral—Video

2023年7月1日(土)10時59分
ジェームズ・クロフォード=スミス
ウィンブルドンのコートに立つキャサリン皇太子妃

ウィンブルドンのコートに立つキャサリン皇太子妃(6月8日) AELTC/Thomas Lovelock/Handout via REUTERS

<ウィンブルドンはほかの世界大会と違い、ノーバウンドで飛んできたボールをボールキッズがキャッチすることは違反>

テニスのウィンブルドン選手権が開催される直前の6月24日、イギリスのキャサリン皇太子妃がテニスコートに姿を見せ、大会を陰で支えるボールボーイとボールガールを称えるために練習に参加した。ウィンブルドンのボールキッズは厳しい訓練を積むことで知られるが、この日の練習ではルールを知らずに違反行為をしたキャサリン妃が、ボールガールから注意を受ける一幕もあった。

■【動画】キャサリン妃の行動に対して、「ルール違反です」とボールガールが注意する場面

ウィンブルドン選手権は毎年、ロンドン南西部で開催されており、キャサリンは2011年にウィリアム皇太子と結婚して以降、ほぼ毎年、同大会を観戦している。2017年には故エリザベス女王からテニスへの情熱を認められ、ウィンブルドン選手権の運営組織であるオールイングランド・ローンテニスクラブ(AELTC)のパトロンに任命された。

男子および女子シングルスの決勝戦で優勝選手にトロフィーを授与する大役も担っており、2022年の大会ではノバク・ジョコビッチ選手とエレナ・リバキナ選手にトロフィーを手渡した。

今回のイベントは今年の開催を目前に控え、同大会で8回の優勝歴を持つロジャー・フェデラーと共に参加したもの。表立って称賛される機会は少ないが、陰で試合を支えているボールボーイとボールガールの働きに注目を集め、彼らをねぎらうことが目的だった。そんな中で皇太子妃が注意を受ける様子を捉えた動画はネットに公開され、広く拡散されている。

反射的にボールをキャッチするも「ルール違反」

ウィンブルドン選手権のボールキッズは、毎年ロンドンにある学校から送られてくる1000件以上の応募の中から約250人が選ばれる。選ばれた平均年齢15歳の子どもたちは厳しい訓練を受けて、大会の複雑なルールについての十分な知識を身につける。

キャサリンとフェデラーは公開された動画の中で、選ばれたボールボーイとボールガールと共に、片手を大きく上げてからボールを投げる方法や、膝をついてボールを転がす方法、コートにいる選手に新しいボールを手渡す「フィード」と呼ばれる動きなどの練習に参加した。

この動画でキャサリンは練習中、飛んできたボールをノーバウンドでキャッチ。フェデラーとキャサリンの指導係を務めた少女から、ほかの世界大会とは異なりウィンブルドンではノーバウンドのボールをキャッチすることはルール違反にあたると注意される場面があった。指導係の少女は後に、ウィンブルドンのルールでは違反にあたるが、キャサリンのキャッチはとても上手かったと語った。

展覧会
奈良国立博物館 特別展「超 国宝―祈りのかがやき―」   鑑賞チケット5組10名様プレゼント
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ガザの砂地から救助隊15人の遺体回収、国連がイスラ

ワールド

トランプ氏、北朝鮮の金総書記と「コミュニケーション

ビジネス

現代自、米ディーラーに値上げの可能性を通告 トラン

ビジネス

FRB当局者、金利巡り慎重姿勢 関税措置で物価上振
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者が警鐘【最新研究】
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 7
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 8
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 9
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中