最新記事
オーストラリア

ディンゴの襲撃増加...尻をかまれた女性や追いかけられた少年も

2023年6月27日(火)18時00分
飯野敬二
ディンゴ

(写真はイメージです) Rob D the Pastry Chef-Shutterstock

<オーストラリア・クイーンズランド州には200匹ほどのディンゴが生息するという>

オーストラリア・クイーンズランド州のビーチで、ディンゴによる襲撃が相次いでいる。場所は海岸沖のガリ(フレーザー島)。世界で最も大きな砂の島であり、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。

【動画】ディンゴの襲撃増加...尻をかまれた女性も...悲劇の瞬間

ディンゴは犬に似た姿の肉食動物。ナショナルジオグラフィックによると、ディンゴはオーストラリアや東南アジアに生息し、単独、もしくは最大10匹ほどの群れを作って生活。小動物のほか、果物や植物、また人間の捨てたごみなどを食べるという。

どのような被害が報告されているのか。SNSに投稿されている動画は、女性の尻にかみついたり、少年と男性を追いかけたりするディンゴの姿を捉えている。

BBCによると、クイーンズランド州には200匹ほどのディンゴが生息する。クイーンズランド州の環境科学省によると、女性を襲ったディンゴは安楽死させたという。

対策として、環境科学省は「子どもから目を離さないこと」「餌を与えないこと」「走らないこと」などを推奨している。動画を見たネットユーザーたちからは「なんてことだ」「彼らの縄張りだったのでは?」「お腹が空いていたのかな。かわいそうに」といった声が上がっている。

202412310107issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年12月31日/2025年1月7日号(12月24日発売)は「ISSUES 2025」特集。トランプ2.0/AI/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済…[PLUS]WHO’S NEXT――2025年の世界を読む

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


国際移住者デー
すべての移住者とつくる共生社会のために──国連IOM駐日代表が語る世界と日本の「人の移動」
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国人民銀、今年「適切な時期に」金利引き下げの公算

ビジネス

バイデン大統領、3日にも日鉄のUSスチール買収可否

ビジネス

中国、電池・重要鉱物関連技術のさらなる輸出規制を提

ワールド

尹氏拘束へ大統領公邸に進入、韓国捜査当局 治安部隊
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2025
特集:ISSUES 2025
2024年12月31日/2025年1月 7日号(12/24発売)

トランプ2.0/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済/AI......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    カヤックの下にうごめく「謎の影」...釣り人を恐怖に突き落とした「超危険生物」との大接近にネット震撼
  • 2
    早稲田の卒業生はなぜ母校が「難関校」になることを拒否したのか?...「アンチ東大」の思想と歴史
  • 3
    「これが育児のリアル」疲労困憊の新米ママが見せた赤ちゃんハプニングが話題に
  • 4
    イースター島で見つかった1億6500万年前の「タイムカ…
  • 5
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 6
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も…
  • 7
    青学大・原監督と予選落ち大学の選手たちが見せた奇跡…
  • 8
    中高年は、運動しないと「思考力」「ストレス耐性」…
  • 9
    「少数与党」でモヤモヤする日本政治だが、そのしな…
  • 10
    JO1やINIが所属するLAPONEの崔社長「日本の音楽の強…
  • 1
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も助けず携帯で撮影した」事件がえぐり出すNYの恥部
  • 2
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 3
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 4
    ヨルダン皇太子一家の「グリーティングカード流出」…
  • 5
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 6
    JO1やINIが所属するLAPONEの崔社長「日本の音楽の強…
  • 7
    イースター島で見つかった1億6500万年前の「タイムカ…
  • 8
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 9
    カヤックの下にうごめく「謎の影」...釣り人を恐怖に…
  • 10
    流石にこれは「非常識」?...夜間フライト中に乗客が…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 10
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中