カナダ外相、米国務長官と率直な協議 関税や主権など巡り

カナダのジョリー外相(写真左)は14日、主要7カ国(G7)外相会合のため同国を訪れているルビオ米国務長官(右)と13日に会談し、トランプ大統領の関税政策やカナダの主権などを巡り率直な協議を行ったと明らかにした。13日撮影(2025年 ロイター/SAUL LOEB/Pool via REUTERS)
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[ラ・マルベ(カナダ) 14日 ロイター] - カナダのジョリー外相は14日、主要7カ国(G7)外相会合のため同国を訪れているルビオ米国務長官と13日に会談し、トランプ大統領の関税政策やカナダの主権などを巡り率直な協議を行ったと明らかにした。
ジョリー外相は記者団に対し、カナダは関税と貿易に関し「米国に最大限の圧力をかける」と同時に「出口を見つけるために尽力する」と伝えたと語った。トランプ大統領が打ち出す関税は最終的に米国民に打撃を与えるという認識も示した。
カナダのカーニー新首相が数日中にトランプ氏と電話会談する計画とも述べた。
また、トランプ氏が繰り返しカナダを米国の51番目の州にすると発言していることについては、「カナダの主権に議論の余地はない」とルビオ長官に対し明確にしたと述べた。