最新記事
事件

韓国美人インフルエンサー、カンボジアで赤い布にくるまれ遺体で発見 3月にインスタ止めた後、何が起きた?

2023年6月14日(水)20時55分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
韓国美人女子インフルエンサー「BJアヨン」

旅先で謎の死を遂げた韓国美人女子インフルエンサー「BJアヨン」 오늘의아영 / YouTube

<インスタグラムのフォロワー25万人という女性が旅先で謎の死を遂げた>

6月6日、カンボジアの首都プノンペン近くのカンダル州のとある村の工事現場に放置された赤い布の中から韓国女性の遺体が発見された。当初この女性はカンボジアを旅行中だったネット番組のMCと伝えられたが、現地メディアは、被害者が33歳の韓国人女性ビョン・アヨンだと報じた。

ユーチューブやインスタグラム、そして韓国のニコニコ動画ともいえる動画サービスアフリカTVで「BJアヨン」として活動した彼女は、インスタグラムフォロワー25万人、アフリカTV登録者16万人などを抱える人気インフルエンサーだった。彼女はこの3月、インスタグラムに「配信活動やめました。しばらく普通の人として生きてみます。新しい生活を一生懸命に生きるつもり」と投稿して、ネットでの活動を中断していたという。NEWSIS、国民日報など韓国メディアが報じた。

無許可の病院で点滴?

果たして彼女に何があったのだろうか?

現地の消息筋によると、アヨンは6月2日にカンボジアに到着して、その2日後、病院で点滴か血清注射を受けている際に死亡したという。

事件を捜査しているカンボジア警察は、遺体を遺棄した容疑などで30代中国人夫婦を検挙した。警察はアヨンの遺体を覆っていた布に付いていた指紋を採取、それを元にこの中国⼈夫婦を拘束したという。二人は「6月4日自分たちが運営する病院をアヨンさんが訪れて治療を受けている途中、急に発作を起こして死亡した。その後、彼女の遺体を車に乗せて遺棄した」と供述しているという。

匿名を条件に語った現地の韓国人は「現地マスコミと大使館から出ている情報を総合すると、アヨンさんは殺害されたのではないようだ。ただ、顔がひどく腫れた状態で発見され、暴行を受けたという話も出回っている。カンボジアに一緒に入国した同行者がいるが、大使館が真相把握のためにこの人に事情を聞いているそうだ」と語っている。

すでにアヨンの遺族は11日にカンボジアに到着したということだ。駐カンボジア韓国大使館関係者は「葬儀の手続きなどを向けて遺族へ最大限のサポートをする予定だ。カンボジア警察が捜査内容を共有してくれれば、韓国の警察庁と外交部に直ちに報告し対応する」と韓国メディアに伝えた。

社会的価値創造
「子どもの体験格差」解消を目指して──SMBCグループが推進する、従来の金融ビジネスに留まらない取り組み「シャカカチ」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:またトランプ氏を過小評価、米世論調査の解

ワールド

アングル:南米の環境保護、アマゾンに集中 砂漠や草

ワールド

トランプ氏、FDA長官に外科医マカリー氏指名 過剰

ワールド

トランプ氏、安保副補佐官に元北朝鮮担当ウォン氏を起
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼
  • 4
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 5
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 8
    「何も見えない」...大雨の日に飛行機を着陸させる「…
  • 9
    クルスク州のロシア軍司令部をウクライナがミサイル…
  • 10
    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中