「プーチン独裁に終止符を」...自由ロシア軍団による「ベルゴロド反乱」は、ロシア情勢の転換点か
Pillaging Inside Russia as Defectors Claim to Have Taken 'Trophy Equipment'
同志である兵士たちの前に立ち、画面に向かって話しかける人物は、「われわれは、あなたたちと同じロシア人だ」と語っている。「われわれの願いは、子どもたちが安心して成長し、自由な人間になって、旅をし、学び、自由な国でただ幸せになることだ」
「独裁に終止符を打つ時がやってきた」
そして、プーチンが支配するロシアは「汚職、偽り、検閲、制限された自由、抑圧で腐り切っている」と述べ、こう続けた。「クレムリンによる独裁に終止符を打つ時がやってきた」
一方、ベルゴロド州のヴャチェスラフ・グラドコフ知事は、「ウクライナ軍の破壊工作・偵察グループ」が同州に侵入したが、ロシア当局が「敵を打ち倒すために必要な措置を講じている」と述べた。
ロシア政府によれば、ベルゴロド州に「ウクライナの破壊工作グループ」が侵入を試みたことを、プーチンは認識している。一方、ウクライナ国防省情報総局は、ロシア義勇軍団と自由ロシア軍団は、「ウクライナ民間人を守るための警戒地域」を打ち立てるために、同州に侵入して作戦を実行したと述べている。
ベルゴロド州への攻撃に参加したもうひとつの組織であるロシア義勇軍団は、2022年8月に結成された組織だ。極右論者として知られるデニス・ニキティンが率いており、3月にはSNSで、ロシア西部ブリャンスク州に侵入したことを公言している。
ロシア義勇軍団は5月25日付けで、テレグラムのチャンネルに短い動画を投稿。そこに映る兵士たちは背後の標識を指で示しながら、同軍団の兵士がベルゴロド州にいることを示している。
(翻訳:ガリレオ)