ウクライナ化学工場へのミサイル攻撃で「有害物質」飛散か...映像が示す凄まじい爆発の規模
Pavlohrad Chemical Plant Blast Could Spell Eco-Disaster for Ukraine
@WarMonitors
<ロシア軍のミサイル攻撃によるものとみられる大規模な爆発が発生した施設は、ウクライナが反撃にでる際には重要な拠点になるはずの場所だった>
ロケット燃料を保管していたウクライナ東部の化学工場周辺の貯蔵施設で、ロシアのミサイル攻撃によるものと見られる爆発が発生。この施設はウクライナが「反撃」に出る場合に重要となる地点に位置しているが、映像にも捉えられている大規模な爆発により、ウクライナの戦略に狂いが生じる可能性に加えて、環境災害の危険性も懸念されている。
■【映像】最初の爆発から約20秒後に起きた大爆発...ウクライナ化学工場へのミサイル攻撃か
4月30日、ドニプロペトローウシク州の都市パウロフラードの近郊で起きた今回の大爆発の映像が公開された。当初は、ロシアのミサイル攻撃によって鉄道駅が爆発したものと考えられていたが、その後、爆発したのは近くの化学工場周辺だと特定された。
パウロフラードは戦略的に、ウクライナがここを通って反撃を仕掛ける可能性がある地域だ。ロシア政府はこのミサイル攻撃に先立って、ウクライナ軍の弾薬、武器、装備の生産に使われている施設を標的にすると表明していた。
パウロフラード化学工場とは、ソビエト連邦時代に大陸間弾道ミサイルの燃料供給施設だった場所。しかしその後、燃料リサイクル施設に転換していた。
さらにこの工場は、ミサイル「アルダーM」や「ネプチューン」の試験の際にも使用されてきた。後者は2022年、黒海でロシア旗艦「モスクワ」が撃沈されたときに使われたミサイルだ。この施設は、ロシア軍がウクライナによる反撃を警戒しているドンバス地方への道路沿いにある。
大陸間弾道ミサイルのブースターロケットを保存
オープンソース・インテリジェンスの専門家オリバー・アレクサンダーが5月1日、映像の中で爆発が起きている場所を特定した。アレクサンダーはツイッターで、工場が攻撃されたことと、ここには廃棄された大陸間弾道ミサイル「SS-24」のブースターロケットが保管されていたと確認されたようだと述べている。
工場が位置するドニプロペトローウシク州のセルヒー・リサク知事は1日、テレグラムの投稿で、「産業が被害を受けた」と報告した。リサクはさらに、「火災が発生したが、すでに消火された」と説明している。
汚染に関するアドバイスを提供するダウンストリーム・ストラテジーズのプリンシパル環境コンサルタント、マーク・グラスは本誌の取材に対し、この火災で発生した汚染物質は、「不完全燃焼で発生する粒子状物質や炭化水素の類いとみられる」と述べた。
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