最新記事
注目ニュースを動画で解説

寿司バブル、AIと疑似恋愛、オレゴンvsアイダホ紛争...日本人が知らない最新アメリカ事情4選【注目ニュースを動画で解説】

2023年5月24日(水)19時55分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
日本人が知らないアメリカのニュース4選

Newsweek Japan-YouTube

<本誌特集「やっぱり日本人が知らない世界のニュース50」より、アメリカのニュースを4つピックアップして紹介した動画から一部を抜粋>

戦争や災害など国際的な大ニュース以外に、あまり報じられないものの知っておくべき話題は数多くある。ここでは、日本人が知らないアメリカのニュースを4つ紹介する。

本記事では、本誌YouTubeチャンネルの動画「寿司バブル、AIと疑似恋愛、オレゴンvsアイダホで紛争...他【日本人が知らないアメリカのニュース4選】」の内容を一部抜粋して紹介する。

◇ ◇ ◇

① 「おまかせ」が1人15万円!NYの寿司バブル

コロナ禍の初期にはロックダウンで苦しんだ寿司業界だったが、昨年後半から「ポストコロナ」の需要に乗って寿司ブームが盛り上がりを見せている。

ただし、味のほうは玉石混交だとか......。近年は、寿司職人は日本人だけの特殊能力ではなくなっており、日本の職人にビザが出なくなっている現実もある。

日本人による日本人向けの本格的な店は既に閉店しており、現在のプレミアム寿司のターゲットはアメリカのミレニアル世代以下の若い層。テック・金融業界の賃金上昇によって、この層が購買力を持っていることも背景にある。

nwyt230524_1.jpg

② 学校混乱、疑似恋愛...AI実用化の珍騒動

「チャットGPT」などの対話型AI サービスは、アメリカでももちろん大ブーム。教育現場では、提出されたレポートが丸写しでないかのチェックなど対応に追われている。

一方、AIにとっては人間の心を射止めるのも難しくないようだ。AIのアルゴリズムは「相手の期待に応える返事」を生成するようにできていることから、心に「刺さる」返事が来るとして「ボットラブ」という現象が話題になっている。

nwyt230524_2.jpg

③ ネズミ害と万引横行でトホホNY

テレワークが普及し、昼間人口の減ったニューヨーク。特にマンハッタンなどでは人間の減少と反比例するようにネズミが増殖している。

また、万引も横行しており、当初は宝石店を集団で襲うグループが知られていたが、その後はドラッグストアが標的に。コロナ禍で打撃を受けた若者らによる犯行が多いという。

nwyt230524_3.jpg

④ オレゴンとアイダホで州境紛争勃発

アイダホ州とオレゴン州の間で突然、「州境紛争」が勃発した。オレゴン州の内陸部の住民の多くがアイダホ州への帰属を希望し始め、アイダホ州側もこれを受けて、この地域を編入しようと「大アイダホ構想」をぶち上げた。

内陸部の保守派は銃規制やマリフアナ解禁、ホームレス保護へのスタンスで、極めてリベラルな州内最大都市ポートランドの気質とイデオロギー的にことごとく対立している。

nwyt230524_4.jpg

■詳しくは次ページの動画をご覧ください。

試写会
米アカデミー賞候補作『教皇選挙』一般試写会 30組60名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 8
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 9
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必…
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中