最新記事
キャリア

転職活動がうまくいかないのは「言い訳」をしているから──47歳でGoogleに入社した主席デザイナーの提言

2023年5月25日(木)15時50分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
言い訳

n_defender-shutterstock

<Google米国本社に勤務する主席UXデザイナーは47歳で入社した、韓国出身の女性。転職活動がうまくいかないときに、振り返るべきこととは?>

Googleの入社志願者は年間330万人。誰もが知る世界的企業の本社でトップに昇りつめたのは天才でも自信家でもない、しかも英語がネイティブでもない、47歳で入社したとても謙虚な韓国人女性だった。

転職活動がうまくいかないときに、何を見直せばいいのか? また、心の余裕をどう保てばいいのか。『悩みの多い30歳へ。世界最高の人材たちと働きながら学んだ自分らしく成功する思考法』(CCCメディアハウス)より抜粋。

◇ ◇ ◇

雇用市場に自分を投じて求職をするのは、実に難しいことだ。就職準備中の学生にとっても、再就職を考えている人にとっても、働きながら転職先を探している人にとっても、内定までの道のりは険しい。

理由はそれぞれ違うにしろ、余裕たっぷりに求職活動ができる人は多くない。(略)どんなにがんばってもうまくいかないとき、落ち込んでしまうのは当然だ。失敗と拒絶が続いているのにポジティブな気持ちで笑い続けられる人は存在しない。

「成功するまでやり続けろ」という言葉を信じて突き進むにしても、やみくもに進むだけでは意味がない。他人に愚痴を言っても役に立たないが、自分を見つめ直すことはとても重要だ。

必死で努力しているのに解決しないときや投げ出したくなったときは、しばらく立ち止まってみよう。考え方や方法の見直しが必要な時期かもしれない。私がそうだったように。

履歴書を見直してみよう

数十社に応募したにもかかわらず書類選考を通過できなかったなら、履歴書の見直しが必要だ。

経営大学院(MBAの学位を取得できるビジネススクール)に履歴書の書き方の授業があると聞いたことがある。履歴書の一行にぴったりの言葉や構成、表現を見つけるために、何度も書き直してレビューを受けるという。

自分の履歴書を客観的に評価してみよう。

たくさんの履歴書の中で目を引くものになっているか?
不必要だったり、曖昧だったり、ありきたりなスペックや経歴を羅列していないか?
自分が採用担当者だとしたら、この履歴書を書いた人物を選びたいと思うだろうか?

社会的価値創造
「子どもの体験格差」解消を目指して──SMBCグループが推進する、従来の金融ビジネスに留まらない取り組み「シャカカチ」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシアがICBM発射、ウクライナ発表 初の実戦使用

ワールド

国際刑事裁判所、イスラエル首相らに逮捕状 戦争犯罪

ワールド

イスラエル軍、ガザ北部の民家空爆 犠牲者多数

ビジネス

米国は以前よりインフレに脆弱=リッチモンド連銀総裁
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 2
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 3
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 4
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 5
    「ワークライフバランス不要論」で炎上...若手起業家…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    習近平を側近がカメラから守った瞬間──英スターマー…
  • 8
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 9
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 10
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 4
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 7
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 8
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 9
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 10
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶり…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中