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「アンチがいるほど勝利への意欲を燃やすタイプ」...トランプにとって次期大統領選挙は戦いやすい環境

Can Trump Still Win?

2023年4月20日(木)19時35分
ダニエル・ブッシュ(本誌ホワイトハウス担当)

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ブラッグ検事(中央)は今年1月、トランプのファミリー企業に脱税で罰金約160万ドルを言い渡した MICHAEL M. SANTIAGO/GETTY IMAGES

トランプの選挙対策本部のジェイソン・ミラー上級顧問によると、同選対は起訴後の3日間で約700万ドルを集めたという。

しかも初日の1人当たりの平均献金額はわずか34ドルで、献金者の25%以上は、それまでトランプ陣営に献金したことのない個人からだった。

このことは、アメリカの選挙における少額オンライン献金の重要性を浮き彫りにしている。

ハーバード・ビジネススクールの研究によると、1回の献金額が200ドル未満の少額献金者の数は、06年大統領選のときは5万人だったが、20年選挙のときは1200万人に増えた。

「全く新しい時代だ。少額献金者は過去に例がないほど大きなインパクトを持つようになった」とウォーカーは語る。

「特に大統領選では、(少額献金者のような)草の根レベルの支持を獲得できる候補が有利になる」

この現象は、共和党の伝統的な大口献金者たちが公然とそっぽを向いてもトランプの立候補を阻止できなかった理由の1つと言えるだろう。

20年ほど前なら、大口献金者たちが続々とデサンティス支持を表明していることはトランプ陣営に壊滅的な打撃を与えたはずだ。だが今回は、ダメージは限定的かもしれない。

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