極右に「2つのプレゼント」をした、マクロンの賭け
France Is Erupting
強行採択という手法には、議会でも反発が大きい。とりわけ左派は、昨年の大統領選でルペンを勝利させないために、渋々マクロンを支持した経緯がある。
そのときマクロンは結束を訴え、民主主義の再活性化を約束した。それなのに今、自分の看板政策を民主的プロセスに従い採決にかけることを怠った。
一方のルペンは最近、父親の代からのファシスト的な主張と、これまでの移民排斥的な主張をトーンダウンして、(少なくとも政策は)穏健化してきた。そのおかげもあり、過去2回の大統領選でルペンの得票率は8ポイントも伸びた。
マクロンはかつて極右を「抑え込む」と約束したが、今回の強行採択で大衆が嫌悪する改革を押し通すとともに、民主主義システムに対する信頼を低下させるという、極右を勢いづかせる2つの大きなプレゼントをしたに等しい。
なにしろ与党は、フランスの年金制度は崩壊寸前であり、それを解決するためには年金の給付開始時期を現在よりも2年先延ばしにするしかないのだと、議会にもメディアにも国民にも納得させることができなかった。
年金改革法案の成立後、再生党のオロール・ベルジェ議員は、「月曜日には、次のことに取りかかる」と言った。そう簡単にはいかないだろう。
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