バフムトの激戦をよそに歪み合う「反プーチン」の2人
Infighting among Putin allies reaches fever pitch
米ワシントンを拠点とするシンクタンクの戦争研究所(ISW)は3日、衛星画像の分析として、バフムト北東部にある鉄道橋が破壊されていると指摘。5日の戦況報告の中で、橋の破壊は、ウクライナ軍が(バフムトを南北に流れる)バフムト川の東側堤防の陣地から撤退するつもりであることを示していると述べた。
だがISWは、ウクライナ軍によるバフムト東部からの撤退は「限定的で戦術的な」ものになる可能性が高いとも指摘した。バフムトの防衛を続け、段階的に撤退するすることで、ロシア軍の人員と装備をさらに消耗させることがその狙いだ。
米海軍分析センターの(バージニア州)のロシア研究プログラム部長であるマイケル・コフマンは、つい先日バフムトを訪問。6日にツイッターへの投稿で、弾薬の不足や兵站線への攻撃、地形的に不利な土地での消耗戦が原因で「ウクライナ軍の強みが生かせていない」と指摘した。
コフマンは一方で、ウクライナ軍はロシア軍の人員と弾薬を消耗させる上で「大きな成果を達成」していると指摘した。「ただしその戦略はいずれ、効果が徐々に薄れていく可能性がある」と述べ、ウクライナが反転攻勢に出るために資源を節減したいと考えていることを踏まえると、「それがより重要な作戦の成功の妨げになる可能性もある」との見方を示した。

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