話題のプーチン「アゴ写真」に重大な誤り...それでも「最低3人」と根強い「影武者」説
クレムリンによると、昨年にロシア軍が砲撃したマリウポリを、今回「自発的に」訪問したプーチンは、再建された劇場を訪れて住民らと会話を交わしたという。プーチンが自動車を運転する映像も公開されたが、道路が封鎖されていなかったことなどから、ネット上ではその信憑性について疑問が上がっている。
ジャーナリストのアンナ・モンガイトがテレグラムで公開した映像には、プーチンがマリウポリの住民らと対面する中、カメラに映っていない女性が「真実ではない。すべて見せかけだ」と叫んでいる声が収められている。この音声は、後にロシア国営メディアによって編集されたという。
クレムリン内部の情報源を持つというテレグラムのチャンネル「General SVR」は、プーチン本人はセバストポリやマリウポリを訪問していないと主張している。
「ウラジーミル・プーチンがクリミアとマリウポリを訪問したというクレムリン関係筋の情報は事実ではない」とGeneral SVRは20日、英文で投稿した。「大統領の影武者が、ビデオや写真の撮影のために、クリミアを短時間訪れた」
同チャンネルはまた、プーチンが、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が最大の激戦地である東部ドネツク州の要衝バフムトなどの前線を訪問し、自国の兵士を激励する姿に「とらわれている」と指摘している。