韓国政界名物の「汚職劇場」が再び始まった
Politicized Justice
大統領の妻の捜査は?
水原地検に続くソウル中央地検の出頭要請を受けて、共に民主党は怒りを募らせている。検察側は早ければ3月までに、李の逮捕令状を請求する方針だ。ただし、国会議員の李には不逮捕特権があり、国会の同意が必要になる。国会(定数300)では共に民主党が過半数の169議席を有しているため、会期中に李が拘束される可能性は低い。
李への捜査は21年後半から続いており、共に民主党や同党支持者は検察当局に「公正」を求めてきた。彼らが引き合いに出しているのが、尹の妻である金建希(キム・ゴンヒ)の株価操作、学歴・経歴詐称や論文盗作といった数々の疑惑と、遅々として進まない捜査だ。検察当局が捜査対象を選別しているとして、金の疑惑の捜査を担う特別検察官を任命する法案の策定を、共に民主党は検討中だと報じられている。
尹政権は検察当局を野党の抑え込みに利用していると、共に民主党が非難する一方で、李は検察の再出頭の求めに応じる姿勢を明らかにした。
「不当な話だが、また(検察に)行く。これが大統領選で敗れた代償だ」。李は1月30日に開いた記者懇談会で、そう語った。検察が自分を逮捕するために、「小説」を創作するのはやめてほしい、とも。
From thediplomat.com
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