最新記事

SNS

「子供に興奮する変態」と批判され...「肉体は8歳」の女性と付き合う男性の主張

2023年1月26日(木)18時31分
イングリッド・メンドーサ
手をつなぐ大人と子供

Vagengeym_Elena-iStock

<障がいにより身体が8歳のままの女性と親密な関係になるのは「子供に興奮する変態」と批判する人に対し、彼女の人権を侵害していると主張>

実年齢は23歳だが、外見はずっと幼くみえる女性と付き合うなんて気持ち悪い――。そんなバッシングを受けた英ウェールズ出身の旅行ブロガー、ダン・スワイガート(26)が真っ向から反論した。

■【写真】見た目は8歳の子供でも、中身は23歳の大人な女性のショーナ・レイ

米ケーブルテレビ局TLCのリアリティー番組『アイ・アム・ショーナ・レイ』に主演するショーナ・レイは「8歳の子供の体に閉じ込められて」いる。23歳の今も身長は約116センチで、体重は23キロほど。成長が止まったのは、乳児のときに診断された脳腫瘍の治療の結果だ。

スワイガートとレイの「関係」が始まったのは、インスタグラムでメッセージをやり取りするようになったことがきっかけだった。米紙ニューヨーク・ポストの記事によれば、レイのリアリティー番組の第2シーズンにはスワイガートが出演し、何度かデートを楽しんでいるという。

2人はどちらも成人で、交際は双方の同意に基づくものだ。それでもスワイガートは、「子供のような見た目の女性に魅力を感じるなんて」という非難にさらされている。

そんななか、スワイガートが1月23日、インスタグラムへの投稿でレイとの交際の正当性を主張した。「僕とショーナは親しい友人同士で、今はお互いを知ろうとしている段階だ」と、スワイガートは断っている。

「でも一部の人の態度には、本当にぞっとする。彼女はいろいろなことを経験してきた。小さいときに癌を克服し、常に自分は周囲と違うと感じ、社会から(異なる)扱いを受けてきた。誰かと関係を築き、友人になる権利、人間としての権利を、なぜ彼女から取り上げたりできるのか?」

「2人には幸せになる価値がある」

障がいがあるというだけの理由で、友情や人間関係を築く権利を否定する人々がいることが信じられないと、スワイガートは言う。

この投稿を受けて、ソーシャルメディアでは「社会の一般的基準から外れる人と付き合い、友人になるのは間違っていないと示してみせた」と称賛し、支持する声が上がった。

「そのとおりだ、ダン。荒らしをする人間たちは、自分が何を言っているかも理解していない!」「大賛成! 友情をどう発展させるにしても、2人には幸せになる価値がある。あなたは素敵な人。これは素晴らしいこと」。スワイガートの投稿には、そうしたコメントが寄せられた。

レイは2人がキスをしたことは認めているが、どんな関係かはまだ定義していないという。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

FRB、一段の利下げ必要 ペースは緩やかに=シカゴ

ワールド

ゲーツ元議員、司法長官の指名辞退 売春疑惑で適性に

ワールド

ロシア、中距離弾でウクライナ攻撃 西側供与の長距離

ビジネス

FRBのQT継続に問題なし、準備預金残高なお「潤沢
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 2
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 5
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 6
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 7
    ウクライナ軍、ロシア領内の兵器庫攻撃に「ATACMSを…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    若者を追い込む少子化社会、日本・韓国で強まる閉塞感
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 7
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 8
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 9
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 10
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中