コロナは2023年に収束? WHO、緊急事態の終了に期待
2022年12月19日(月)13時07分
緊急事態の終了に期待をにじませるWHOのテドロス NGUYEN MINH-REUTERS
<WHOによると、コロナの感染の波は引き続き世界各地で見られるが、重症に至るケースは減少しているという>
2020年にパンデミックが始まってからほぼ3年、コロナ禍にようやく終わりが見えてきたようだ。
WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は12月14日の記者会見で、世界の1週間当たりの死者数が1年前の5分の1の1万人以下にまで減っていると指摘。2023年のいずれかの時点で「コロナが世界的な保健上の緊急事態ではないと言えることを期待している」と述べた。
WHOによれば、感染の波は引き続き世界各地で見られるものの、入院や死亡に至るケースは減少しているという。また、死亡者の多くはワクチン接種を完了していない人だとして、接種の加速を呼び掛けている。一方で、テドロスはコロナウイルスの発生源の解明にも意欲を示している。
彼は中国にデータ提供や調査などの協力を改めて要請し、武漢ウイルス研究所からのウイルス流出説も含め「あらゆる仮説が今もテーブル上にある」とクギを刺した。
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