『鳥肌が立つわ』──トランプは離婚後のダイアナ元妃に迫って振られていた
Donald Trump 'Aggressively Pursued' Princess Diana After Her Divorce—Book
ニューヨークのクリスティーズで車に乗るダイアナ(1997年6月)。約2カ月後、パリの自動車事故で恋人と共に悲劇の死を遂げる REUTERS
<「その気になれば落とせた」とトランプは語っていたと、チャールズ3世の新しい伝記本は明かす。ダイアナが、いかにもトランプが欲しがりそうなトロフィー・ワイフ(見せびらかすための妻)だったことは間違いない>
近く出版されるチャールズ英国王の伝記の中で、ドナルド・トランプ前米大統領がダイアナ元妃に交際を迫っていた時期があり、「その気になれば落とす」こともできたと述べていたことが明らかになった。
問題の本はクリストファー・アンダーセン著『国王----チャールズ3世の人生』で、本誌は発売前の新刊見本を入手した。アンダーセンは本書の中で、1990年代にトランプが、離婚後まもないダイアナに交際をしつこく迫ったものの「拒絶された」と書いている。
アンダーセンはトランプとチャールズの関係についての一節にこう書いた。「トランプは離婚後のダイアナ元妃にしつこくつきまとわったものの、あえなく拒絶された。後にトランプはラジオ番組で、ダイアナがHIV検査をパスするのが前提だとしつつ、『自分がその気になれば彼女を落とす』ことはできたはずだと主張した」
こうしたトランプの発言は、1997年と2000年、ハワード・スターンが司会を務めるラジオ番組でのインタビューの中で飛び出したものだ。
1つ目はダイアナ元妃がパリで交通事故死(享年36歳)してまだ日も浅かった97年のもの。80〜90年代にかけてダイアナともチャールズともさまざまな形で関わりがあったトランプに、スターンは「(その気になれば)ダイアナ妃とお近づきになれたはずだと言うあなたの発言を、世間がうぬぼれていると思うのはなぜだろう」と尋ねた。
不動産の宣伝のためだった?
「あなたはダイアナ元妃とお近づきになれたはずなんですよね? 落とすこともできたはずなんですよね」とスターンは述べたとメディアサイトのデーリー・ビーストは伝えている。
「できたはずだと思う」とトランプは答えた。
さて2000年のインタビューでも、スターンはダイアナの話題を持ち出した。「彼女と寝たかも知れないということか?」
「何のためらいもなく」というのがトランプの答えだった。
チャールズとダイアナが92年に正式に離婚した後、世間ではダイアナがアメリカ移住を検討している──それもトランプが所有するトランプ・タワーの物件に──との憶測が浮上していた。
トランプが保有する不動産の宣伝のために流された話なのではとの見方もある中、1994年にバッキンガム宮殿は、ダイアナ元妃がアメリカ国内のマンション購入を考えているというニューヨーク・ポスト紙の報道内容を否定した。
「ただの推測に過ぎないゴミのような記事だ。真実とは異なる」と、バッキンガム宮殿の報道官は述べたとガーディアン紙は伝えている。「元妃にアメリカ国内でマンションを購入する予定もなければ、イギリス以外の場所に住む計画もない」