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米中間選挙米中間選挙:両院で多数派決まらず 上院はアリゾナ、ネバダ、ジョージアを残し拮抗
11月10日、米中間選挙は、投開票から2日を経ても連邦議会の上下両院選の大勢が判明していない。写真は9日、ワシントンの米議会に昇る朝日(2022年 ロイター/Tom Brenner)
米中間選挙は、投開票から2日を経ても連邦議会の上下両院選の大勢が判明していない。下院では31議席で勝敗が見えず、与野党いずれも過半数に届いていない。
今回の中間選挙は、任期2年の下院の全435議席と任期6年の上院100議席のうち、約3分の1の35議席が改選対象。
エジソン・リサーチの予測によると、共和党は下院で少なくとも211議席を獲得しているが、過半数の218議席に届いていない。
下院では共和党が過半数を奪還すると引き続き予想されているが、ロイターが主要な超党派予想を分析したところ、31議席で勝敗がまだ決まっておらず、その内の19議席は特に激戦となっている。
上院選では、西部アリゾナとネバダ、南部ジョージアの3州の行方が鍵を握る。ジョージア州では民主党現職のラファエル・ワーノック氏と共和党のハーシェル・ウォーカー氏の決着が、来月の決選投票に持ち越される見通しとなった。
中間選挙は通常、与党にとり厳しい結果となることが多いが、今回は人工妊娠中絶の権利を守るために多くの有権者が投票したため、与党・民主党が事前予想を超えて善戦した。
バイデン氏はワシントンでの政治イベントで「米国の女性たちの声が聞き入れられた」と強調した。