チャールズ戴冠式がアーチー誕生日と重なったのは、意図的な決定だった
Meghan, Harry Would Have 'Raised Eyebrows' Over Charles' Coronation Date
バッキンガム宮殿でのガーデンパーティーで(2018年5月) Dominic Lipinski/Pool via Reuters-Reuters
<来年5月6日に行われる戴冠式だが、日程は重要なイベントとは重ならないように組まれたという。ヘンリーとメーガンはこれをどう受け取るか>
英王室は10月11日、国王チャールズ3世の戴冠式を2023年5月6日に執り行うと発表した。これを受けて、ニューズウィークのポッドキャスト番組「ザ・ロイヤル・リポート」の中で、ヘンリー王子とメーガン妃はこの発表に「驚いたはずだ」という見解が示された。
同番組では、本誌王室担当記者のジャック・ロイストンと王室評論家のクリステン・マインザーが戴冠式の日程と、ヘンリー王子夫妻の反応について討論した。戴冠式が行われる来年5月6日は、夫妻の息子アーチーの4歳の誕生日でもあるからだ。
「国王チャールズ3世の戴冠式が、アーチーの誕生日と同じ日に行われる。アーチーは戴冠式の日に4歳になる」とマインザーは述べ、さらにこう続けた。「これが偶然なのかどうかは分からないが、偶然ではないような気がする。こういうことに偶然はないと思う」
これに対してロイストンが指摘したのは、王室と英政府が、ほかの重要な国民的行事と重ならないよう日程を組んだことが伺える点だ。「興味深いのは、彼らはユーロビジョン・ソングコンテストなどその他の重要行事と重ならないようにしたということだ。だが国民目線からすれば、その結果として派手なダブルブッキングになった」と分析した。
ヘンリーとメーガンはバッティングをどう受け止める?
戴冠式に適した日程を探すのは難しい。国民的行事を避けなければならないだけでなく、イギリスの予測不能な天気も考慮に入れなければならないためだ。
チャールズは、70年前に母である故エリザベス女王が戴冠式に臨んだのと同じ、6月2日を希望していた可能性があるとも伝えられていたが、この時期は近衛連隊による恒例の式典であるトゥルーピング・ザ・カラーをはじめ、英王室が主催する競馬のロイヤルアスコットなど、王室関連のイベントが立て込んでいる。
また5月13日には、ユーロビジョン・ソングコンテストのグランドファイナル(決勝)が英リバプールで開催される予定だ。
ヘンリーとメーガンが、戴冠式が息子の誕生日と同じ日に行われることを不愉快と感じているかどうかは、2人が戴冠式に出席するかどうかで明らかになるだろうと、ロイストンは指摘した。