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ウクライナ情勢クリミアで爆発、ロシア「破壊工作」と非難 ウクライナは関与示唆
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ロシア国防省は16日、クリミア北部ジャンコイに近い軍の倉庫が破壊工作によって損害を受けたと発表した。ジャンコイでの爆発によるとみられる煙、16日撮影。(2022年 ロイター)
ロシア国防省は16日、クリミア北部ジャンコイに近い軍の倉庫が破壊工作によって損害を受けたと発表した。国営ロシア通信(RIA)が伝えた。
これに先立ちクリミアの当局者は、同地域の弾薬庫で大規模な火災が発生したと述べていた。ロシアの国営タス通信によると、国防省は破壊工作」により発電所などの民間インフラが被害を受けたと明らかにした。
タス通信は地元当局者の話として、クリミア北部メイスコエで弾薬庫が爆発したと報じていた。RIAによると、この爆発で「深刻な」犠牲者は出ていないと国防省は説明した。
RIAは16日、20キロメートル離れたクリミアのジャンコイで爆発があり、変電所で火災が発生したと報じていた。
ウクライナ側は2014年にロシアに併合されたクリミアでの爆発について、これまでのところ公式に実行責任を確認も否定もしていないが、当局者は関与を示唆。ゼレンスキー大統領は演説で「占領者の兵たん、弾薬、軍事などの装備、指揮所を破壊することで、わが国民の生命を救うのだ」と語った。
クリミアは、ロシアによるウクライナ侵攻のための重要な補給線となっている。
