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盲目のスーダン人が見た日本の「自由」と「課題」

BEYOND THE BRAILLE BLOCKS

2022年8月12日(金)14時40分
モハメド・オマル・アブディン(参天製薬勤務、東洋大学国際共生社会研究センター客員研究員)

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YUSUKE MORITA-NEWSWEEK JAPAN

課題はいろいろあるが、日本語をちゃんと覚えて日本人とコミュニケーションを取る姿勢があれば、日本は世界一住みやすい国だと思う。安全だし、医療が優れている。衣食住に困ることも少ない。視覚障害者にとっても――。

日本社会には閉鎖的なイメージもあるが、初めて日本に来たとき、片言の日本語を話すと福井の人はとても喜んでくれた。こちらが歩み寄る姿勢を見せれば、日本人は仲良くしてくれる。

これから日本が一歩先に進むとしたら、ハードよりはソフト。障害のある人とない人でオープンに話し合える環境を整えることだろう。私が参天製薬で目指しているのも、目が見える人と見えない人が共生できる社会の実現だ。

――構成・酒井理恵(ライター)

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