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大爆発クリミアのロシア空軍基地で謎の大爆発、ウクライナ攻撃説も
Videos Show Explosions Rocking Russian Military Airfield in Crimea
突如、轟音とともに大爆発が REUTERS
<ロシアとウクライナの戦争の発端となった因縁の地・クリミアのロシア軍基地で、轟音とともに大爆発が起きた。不穏な兆しか>
ロシアが2014年に併合したクリミア半島にあるロシア軍の飛行場で複数回の大爆発があり、その動画がソーシャルメディア上に出まわっている。
「これまでのところ確認できているのは、ノボフェドロフカ付近で複数回の爆発があったという事実だけだ。公式な報告を待ち、勝手に話をでっちあげないよう、すべての人に要請する」とクリミアのロシア占領当局のオレグ・クリュチコフ首長顧問は、メッセージアプリ「テレグラム」に書いた。
地元サキ地区行政府の副責任者を務めるビクトリア・カジロワも、爆発の事実を認めている。爆発の原因については、まだ明らかにされていない。
テレグラムチャンネルに投稿されたある動画には、爆発のあと、大きな煙柱が空に立ちのぼる様子がとらえられている。一連の動画は、8月9日の投稿以来、テレグラム上で10万回以上視聴されている。
ロシア国営のタス通信によれば、爆発後、救急車と医療用航空機が現場に派遣されたという。
また、ノボフェドロフカ村近くにあるサキ地区の軍用飛行場は、ロシア国防省の航空機の基地として使用されていると報じられている。
海軍機の離着陸訓練のための地上試験・訓練複合施設もある。
ウクライナからの攻撃か
政治ストラテジストのジェイソン・ジェイ・スマートは、ウクライナがクリミアに向けてミサイルを発射したとする報道があることにも触れている。現時点では、ウクライナはこの報道を公式に認めていない。
「いくつかの報道によれば、ロシア占領下のクリミアに向けてウクライナがミサイル15発を発射した。爆発の現場は、ノボフェドロフカの飛行場だ」とスマートはツイートしている。
「爆発の動画と同時に、できるだけ速くクリミアを脱出しようとする観光客たちの動画が山のようにある......おそらく(脱出は)賢明だろう。遠くないうちに、ロシアへつながる橋はなくなるかもしれないから」
ロシアのインタファクス通信はその後、国防省の話として、航空機用の弾薬が爆発したと説明した。1人が死亡、子どもを含む5人が負傷したという。
この爆発は、あと数週間で戦争開始から6か月の節目を迎えるという時期に起きた。ウクライナとロシアの戦争がどのように終わりを迎えるのか、その道筋は依然として不透明だ。
(翻訳:ガリレオ)
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