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中東イスラエルとイスラム聖戦が停戦 週末のガザ攻撃で44人死亡
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イスラエルとパレスチナの過激派組織「イスラム聖戦」が停戦で合意し、深夜に発効した。 イスラエルの攻撃を受けたガザ南部ラファの現場で撮影(2022年 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa)
イスラエルとパレスチナの過激派組織「イスラム聖戦」が停戦で合意し、7日深夜に発効した。エジプトが仲介し、パレスチナ自治区ガザでの1年以上にわたる戦闘が終結するとの期待が高まっている。
イスラエル側は週末にパレスチナ側への攻撃を強め、ガザ当局によると44人が死亡。うち約半数は子どもを含む民間人だったという。
イスラエルは先にイスラム聖戦指導者バサム・アル・サーディ氏を逮捕。これを受けて想定されたパレスチナ側の報復措置に対抗するため、5日に先制攻撃を開始した。イスラム聖戦もイスラエルに向けロケット弾数百発による攻撃を行った。
イスラム聖戦によると、停戦合意にはアル・サーディ氏の釈放が含まれると述べたが、イスラエル政府関係者からコメントは得られていない。
またイスラム聖戦は7日、ガザ南部で司令官が殺害されたことを受け、首都エルサレムまで攻撃を拡大。これに対し、イスラエルは迎撃ミサイルで対応したと発表した。
今回の交戦にはイスラム聖戦より規模が大きいパレスチナのイスラム組織ハマスは関与していなかった。
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