最新記事

事故

【映像】ライブ中のアイドルの頭上に、大型スクリーンが落下 会場から悲鳴(香港)

Giant Screen Falls Onto Boy Band Mid Performance, Crushing Dancers

2022年7月29日(金)17時40分
マシュー・インペリ
MIRROR

7月25日にも香港でコンサートを開催していたMIRROR Tyrone Siu-REUTERS

<香港の人気アイドルのコンサート中、ファンたちの目の前で起きた事故。映像にはスクリーンがステージに落下する瞬間が映っていた>

香港の人気男性アイドルグループ「MIRROR(ミラー)」が7月28日夜に開いたコンサート中に、大型スクリーンがステージに落下する事故が発生し、地元メディアによると少なくともダンサー2人が負傷した。

インターネット上に拡散している映像には、香港コロシアムで行われていたコンサート中に、MIRRORのメンバーの頭上に吊るされていたスクリーンがステージに落下する様子が映されている。

オンライン新聞の香港フリー・プレスは、事故当時の動画をTwitterに投稿し、「スクリーンが高所からステージ上に落下し、(公演は)途中で打ち切られた。ソーシャルメディア上で共有された映像によると、スクリーンは複数のダンサーを直撃した。少なくとも2人が負傷したと地元メディアは報じている」と伝えた。

この動画には、大型スクリーンがステージに落下する瞬間が映し出され、会場のファンからは多くの悲鳴が上がった。

【動画】メンバーの頭上に大型スクリーンが落下した瞬間(閲覧注意)

数日前にはメンバーが舞台から落下

この事故の数日前には、同グループのメンバーの陳瑞輝(フランキー・チャン)が、コンサートのトーク中にステージから転落するアクシデントがあった。地元紙サウスチャイナ・モーニングポストによると、チャンはすぐにステージ上に戻り、「ごめんなさい。落ちちゃいました」と観客に語ったという。

チャンはコンサート終了後、「心配をかけてごめんなさい。話すことに集中しすぎていました。あざができただけです。私はラッキーです」とソーシャルメディアに投稿したという。

同紙は28日の事件について、少なくとも3人が負傷したと地元警察が確認したと報じた。人気ダンサーの「モー」を含む男性ダンサー2人がクイーン・エリザベス病院に搬送されたが、現在の容体は不明だという。AFP通信は、ダンサー2人が病院に搬送され、その際は2人とも意識があったと報じた。

コンサートは事故発生直後に中止された。サウスチャイナ・モーニングポストによると、MIRRORのマネジャーがステージに上がり、観客に公演中止を伝えて、謝罪した。

マネジャーは「MIRRORを応援していただき本当にありがとうございます。ですが、今すぐに対応しなければならないことがあります。皆さまには混乱のないように退出いただければと思います......申し訳ございません。皆さまのチケットは清算し、(すべての人の)安全を確保するために対処することをお約束します」と語ったという。

同紙の取材に応じた観客の1人は、「あっという間の出来事だったので、みんな何が起きたのかを理解するのに少し時間がかかった。ダンサーたちが床に倒れるのを全員が目撃しており、彼らが無事であることを祈るばかりだ」と述べ、「精神的ショックを受けた」と明かしている。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

三菱電の今期、米関税で300億円コスト増 営業益は

ワールド

ECBは利下げ余地ある、トランプ氏の政策機能ぜず=

ワールド

中国が南シナ海の鉄線礁を「統制下に」と主張、フィリ

ビジネス

TDK、26年3月期営業益予想は0.4%増 リスク
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    体を治癒させる「カーニボア(肉食)ダイエット」と…
  • 7
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 8
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    ロシア武器庫が爆発、巨大な火の玉が吹き上がる...ロ…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 7
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 8
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 6
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 7
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 8
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 9
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 10
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中