マリウポリの地下室で、8歳の少年が「絵日記」に書いた「ロシア侵攻」の悲痛
8-Year-Old's Diary Narrates Horrors Of Russian Invasion In Mariupol
「2人の母親も脚を負傷したが、ショックのあまり自分が血を流していることにも気付かなかったようだ。攻撃が続く中、彼女がどうやって2人の子供を私のところまで連れてこられたのかは分からない。だが、彼女はそれをやり遂げた」
だがその後、チェチェンの兵士たちが家々に押し入り始めたため、彼らは別の建物の地下室に移動せざるを得なくなったという。少年が日記を書いたのは、この地下室でだった。
少年は傷の包帯を変えるたびに激しい痛みに苦しんだという。「少年にとっても、彼の母親にとっても、包帯を交換するのにはひどい痛みが伴った。彼女は耐えたが、子供が耐えるのはとても無理で、彼は泣き叫んだ」
幸いなことに、ほどなくして彼の傷はよくなり、母親も歩けるようになったという。ただ母親は、ソスノフスキーを含む近所の住民たちが避難することになったとき、町を離れるのを拒否したという。
「彼女はウクライナ(の別の場所)で、自分と子供たちの生活に必要なお金を工面し、アパートを借り、子供たちの服を用意することは不可能だと考えた。彼女の考えでは、マリウポリでは少なくとも半壊した家は残されているから」