「ベッドに排泄物!」ジョニー・デップの元妻訴訟で飛び出した4つの暴力
Amber Heard vs Johnny Depp: 4 Trial Revelations
デップの証言によれば、オーストラリア滞在中にハードと口論となり、ハードがウォッカの大瓶を投げつけてきたため、指の先端が切断された。
デップは医師に電話する前に自分の血で壁に文字を書いたと説明し、さらに以前はハードをかばうためにその夜の出来事について嘘をついていた、と語った。
「彼女が投げた大きなボトルが、バーのカウンターに当たり、粉々に砕け散って、破片があたり一面に飛び散った。正直なところ、最初は痛みを感じなかった」とデップは言った。
「とっさに熱いと感じ、何かが手に垂れてくるような気がした。見下ろすと、指先が切断されていることに気づいた。骨が突き出ているのが見えた」
ハード側は、デップが3日間酒を飲み続け、その間に自分で指先を切ったと、反論している。
「殴った」それとも「叩いた」?
20日に法廷で再生された録音の音声のなかで、デップはハードが浴室の扉を蹴り、その後デップの頭を殴ったと言い、ハードにその「記憶をなくした」のかと尋ねている。
「私は動揺していたし、いろいろなことが起こっていて、アンビアン(睡眠導入剤)を飲んでいた。」と、ハードは答えた。「あなたが覚えている通りに思い出せないからって、どうしてそこにこだわるの?私はごめんなさいと言った。否定はしていない」
デップの弁護士は、元夫婦の口論を録音した音声を何度も再生した。
そのなかでハードは、「顔をちゃんとひっぱたかなくて、悪かったわ」と、言っている。「あなたのことは叩いたけれど、グーで殴ってない。あなたは殴られてない」
「殴られたのがどんな気分か、お前に言われたくない」と、デップは答えた。
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