女性の目から2センチの生きたハエが摘出される インド
2022年3月7日(月)12時10分
皮膚を食い破って侵入
ヒトヒフバエはほかのハエやダニなどの腹部に産卵し、この卵が人間の皮膚のうえで孵化してウジとなる。とくに皮膚に傷がなくとも、ウジは孵化後1時間ほどで宿主の皮膚を食い破り、自力で組織に侵入する。
ヒトヒフバエの主な分布域は中央アメリカから南アメリカにかけてだが、蝿蛆症は中南米に限らずインド農村部でも報告されている。子供の鼻の穴や皮膚の傷などからウジが侵入するケースが現地でしばしば発生している。
日本における蝿蛆症の発生はまれであり、症例の報告は年1件に満たない。やや古いデータとなるが、日本の国立感染研究所によると、1995年までの22年間での報告件数は13例となっている。いずれの症例でも発症前に中南米などを訪問している。
2020年の症例
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着