現役続行に前向きな羽生結弦が「銀盤の皇帝」に重なる
美しい以上に過酷な競技であるフィギュアでは若さも一つの有利な条件。特に近年は選手の若年化が進んでおり、例えば女子の強豪がそろうロシアでは主力は10代であり、20歳前後で引退するケースも多い。背景には、高難度の4回転ジャンプが普通になったことがあるといわれる。そのうち男子も若年化の傾向が強くなるだろうと、町田樹元選手(国学院大学助教)は指摘している。
今はプルシェンコの時代より競技レベルが上がっている。しかも膝や腰などのけがに悩まされつつ選手生活を続け、30代で迎えたソチ五輪の頃、プルシェンコの体はぼろぼろだった。
それでも不可能と思えることに挑み続けてきた羽生であれば、次の五輪を目指す可能性はあるかもしれない。
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