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感染症対策

英政府、医療関係者のワクチン接種義務撤回へ 解雇すれば医療逼迫の恐れ

2022年2月1日(火)10時04分
英国サリー州でのコロナワクチン接種

英政府は、医療従事者に対する新型コロナウイルスワクチン接種義務化の決定を撤回する方針を示した。すでに逼迫している医療に深刻な人員不足が生じる可能性があるとの警告を受けたもの。2021年11月、サリー州の接種施設で代表撮影(2022年 ロイター/Dominic Lipinski)

英政府は、医療従事者に対する新型コロナウイルスワクチン接種義務化の決定を撤回する方針を示した。すでに逼迫している医療に深刻な人員不足が生じる可能性があるとの警告を受けたもの。

計画では、国民保健サービス(NHS)とソーシャルケア従事者は4月1日までにワクチン接種を完了することが義務付けられていた。

この政策は昨年11月に発表されたが、接種に応じない職員を解雇すれば医療サービスに深刻な人員不足が生じる可能性があるとの声が上がり、一部職員が反発していた。与党議員の多くも反発を表明。ジャビド保健相は31日、感染力が強く症状は軽いオミクロン株の出現に際して、この政策がなお必要か検討するとしていた。

同相は議会に「政府はこの規則を撤廃する。ワクチンは依然、新型コロナに対する最善の防衛策だが、もはや勤務条件に匹敵する要素ではなくなったと思う」と述べた。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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