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ウクライナ情勢プーチン=習近平、NATO 拡大に反対表明 対西側で協調

ロシアのプーチン大統領(写真左)と中国の習近平国家主席(同右)は北京で会談し、北大西洋条約機構(NATO)の拡大停止を求める共同声明を出した。ロシア大統領府提供(2022年 ロイター)
ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は4日、北京で会談し、北大西洋条約機構(NATO)の拡大停止を求める共同声明を出した。
ロシアは中国の台湾に対するスタンスを全面的に支持し、いかなる形の台湾独立にも反対するとした。
共同声明は「ロシアは、一つの中国の原則を再確認し、台湾は不可分の中国の一部であると確認し、いかなる形の台湾独立にも反対する」とした。
両国は、米国の国際的ミサイル防衛開発計画など軍事面の動きに懸念を表明。米主導のNATOの一段の拡大に反対し、「イデオロギー的冷戦アプローチ」を放棄するよう求めた。
共同声明は、ロシアがウクライナ問題を背景に提示した安全保障要求を中国が支持しているとした。
ロシア大統領府は、プーチン大統領と習主席が北京で友好的かつ実質的な話し合いをしたとし、両国関係を特別な特徴を持つ先進的パートナーシップと表現した。
プーチン大統領は、中国に天然ガスを供給する新たな合意を発表した。
中国国営メディアによると、習主席は会談後、中ロはそれぞれが核心的利益を守ることを断固支持し、戦略的連携を強化していくと表明。両国の戦略的協力は「過去、現在、将来と不動なもの」だと述べた。

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