月に衝突するとみられる物体は「ファルコン9」ではなく、中国のロケットだった
2022年2月18日(金)12時17分
『嫦娥5号T1』のロケット部分だと確信
グレイ氏は改めて分析を行い、「WE0913A」の新たな候補として、2014年10月23日に「嫦娥5号T1」の打ち上げに用いられた中国の衛星軌道運搬ロケット「長征3号C」を導き出した。「長征3号C」の軌道を遡ると、「嫦娥5号T1」の打ち上げから4日後の10月28日に「長征3号C」が月に接近していたという。
グレイ氏は「これらはすべて状況証拠にすぎない」としながらも、「2022年3月4日12時25分頃(協定世界時)に月に衝突しようとしている物体は『嫦娥5号T1』のロケット部分だと確信している」と結論している。
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