最新記事

ヘイト動画

YouTubeのメーガン叩きは「売春宿より儲かる」市場、そのお粗末な中身

Meghan Markle Trolls Turned Hate Into Estimated $3.5M Industry on YouTube

2022年1月19日(水)18時17分
ジャック・ロイストン

同レポートでは、ヤンキー・ウォーリーが2019年7月23日に投稿した動画も取り上げられている。「メーガン・マークルは教養のない、無作法な甘ったれで、無礼者。でも彼女はネズミみたいな眼で500メートル先を見ることができる」というタイトルだった。

レポートによれば、この投稿のなかでウォーリーは、以前は自分は売春宿の女将だったが、YouTubeのおかげで以前より稼ぐことができるようになったと視聴者に説明する。

2021年12月24日の動画のなかで、彼女はこう話す。「今、思いがけないほどたくさんのお金を稼いでいるの。こんなについているなんて、信じられない。正直言って、本当に信じられない」

「私はいままで売春宿を経営してきたの。売春宿をやるより、YouTubeのほうがずっと儲かっているわ。私は女の子からあまりお金を取れなかったからね」

嫌いだけれどヘイトじゃない

ヤンキー・ウォーリーは本誌にメールでコメントを寄せた。「こうした批判のすべてを否定する。こんなことはプライバシーの重大な侵害だ」

ウォーリーは12月の収入について語った後にこう続けた。「毎年、私はアメリカの確定申告をしなければならない。そうしないと、40%の控除を受けられない」

「私はいつも自分で確定申告書を作って、20%の税金を払う。広告収入の41%はYouTubeにいく。私は65歳で退職しているけれど、政府の年金とか給付金はもらっていない」

「ブジィという男が、ツイッターで私のチャンネルがヘイトだと言い続けているから、今はあまり動画を作りたくない」

「メーガン・マークルについて。ヘイトはとても強い感情だから、単に嫌いなだけの人間に無駄使いはしない」


20241126issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエルがガザ空爆、48時間で120人殺害 パレ

ワールド

大統領への「殺し屋雇った」、フィリピン副大統領発言

ワールド

米農務長官にロリンズ氏、保守系シンクタンク所長

ワールド

COP29、年3000億ドルの途上国支援で合意 不
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではなく「タイミング」である可能性【最新研究】
  • 3
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼
  • 4
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 5
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 6
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    クルスク州のロシア軍司令部をウクライナがミサイル…
  • 9
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 10
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 4
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 10
    2人きりの部屋で「あそこに怖い男の子がいる」と訴え…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 6
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 7
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中