小学4年で「自分は吃音」だと自覚して内向的になった私が、自信を取り戻すまで
‘My Goal Is To Inspire Others’
中断していた言語療法は高校時代に再開した。今は自信が私を支えてくれる。そして心を落ち着けて、ストレスをためないようにしている。吃音者の多くが分かってくれると思うが、緊張して落ち着かないときに症状は出るものだ。
間もなく、大学のアメフトをもう1年やるか、NFL(全米プロフットボールリーグ)のドラフト会議に申し込むかを選択しなくてはならない。人生を左右する決断だ。NFLでプレーできるならどのチームでもうれしい。でもお気に入りのチームはアトランタ・ファルコンズ。だってジョージア州出身だから!
ジョージアに帰ったときには、教会で子供たちへのボランティア活動をしている。全ての子供たち、なかでも学習障害のある子が自信を持てるよう手助けしたい。将来的には吃音者のための財団を設立し、世界中の吃音の子供たちが安心できる場をつくりたいと考えている。
母は私が幼い頃、有名人にも吃音者が多くいるし(ジョー・バイデン大統領もそうだ)、私がやりたいことは何でもできると言ってくれた。険しい道だが、子供たちにも私が成し遂げたことを見て、望むことは何でもできると感じてほしい。

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