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米ユダヤ教会堂で立てこもり事件 FBIが突入、イギリス人の容疑者死亡 

2022年1月17日(月)10時05分
立てこもり事件の起きた米南部テキサス州コリービルのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)

米南部テキサス州コリービルのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で15日、男が4人を人質に立てこもる事件があった。テキサス州コリービルの立てこもり現場付近で撮影(2022年 ロイター/Shelby Tauber)

米南部テキサス州コリービルのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で15日、男が4人を人質に立てこもる事件があった。6時間後に1人が解放され、残り3人は連邦捜査局(FBI)の特殊部隊が突入し10時間後に無事救出、男は死亡した。

FBIは16日、この男について、英国市民のマリク・ファイサル・アクラム(44)と特定した。

バイデン大統領は同日、男が米国に到着後に街中で武器を購入し「テロ行為」に及んだと述べた。

米当局者がABCニュースに語ったところによると、男は連邦刑務所に収容されているパキスタン人女性科学者の弟だと名乗り、女性の釈放を要求していた。この科学者は米兵やFBI捜査官を殺害しようとした罪で2010年に禁錮86年の有罪判決を受けた。

ただ、科学者の弁護士によると、この男は弟ではないという。

家族によると、男は精神疾患を患っていた。

バイデン大統領は、この事件について「テロ行為」と非難。全ての詳細は把握できていないとした上で、「男は到着後、路上で武器を購入したとみられる。爆弾はなかったようだ」と述べた。

[ロイター]


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