台湾を見捨て「中国に付いた」ニカラグア...中国の外交圧力は強まっている
As Taiwan Joins U.S. Democracy Summit, It Loses Another Partner to China
中国外交部の汪文斌(ワン・ウエンビン)報道官は12月8日の記者会見で、民主主義サミットは「国際的な正義や民主主義とは何の関係もない。むしろ、アメリカの身勝手な利益を利するもの、同国の覇権を維持するためのものだ」と述べた。「民主主義という名を使ってアメリカが政治的な策を弄しても、国際社会で広く反発を買うだけだ」と汪は続けた。
中国は、ジョー・バイデン米大統領が民主主義サミットに台湾を招いたことを批判したのに加えて、最近はリトアニアも激しく非難している。リトアニアが11月、首都ビリニュスに台湾が事実上の大使館である代表処を開設することを認めたためだ。
これを受け、中国はリトアニアとの外交関係を、これまでの「大使級」から「代理大使級」に格下げした。それ以降、中国企業はリトアニアからの撤退を開始。国ぐるみでボイコットを画策していると、リトアニアは中国を非難している。
汪は8日の記者会見でこの件についてたずねられると、「そうした状況は認識していない」と述べ、中国の立場を擁護した。
(翻訳:ガリレオ)