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ワクチンブリュッセルでワクチンパスポート反対デモ参加者が暴徒化 警官隊と衝突
ベルギー首都ブリュッセルで欧州連合(EU)域内で導入された「グリーンパス」への抗議行動参加者の一部が暴徒化し、警官隊が催涙ガスなどで鎮圧に乗り出す事態が起きた。ブリュッセルの抗議活動の現場で撮影(2021年 ロイター/Johanna Geron)
ベルギー首都ブリュッセルで5日、欧州連合(EU)域内で導入された「グリーンパス」への抗議行動参加者の一部が暴徒化し、警官隊が催涙ガスなどで鎮圧に乗り出す事態が起きた。
飲食店の立ち入りなどに必要とされ、ワクチン接種や陰性の検査結果を証明するグリーンパス(ワクチンパス)を巡り、強制導入に抗議する目的で、数千人がEU本部を目指してブリュッセル市内を平和裏に行進していた。ただその後、ロイターの記者による現地取材や映像によると、黒いフードをかぶって「自由」を叫ぶ一団が警官隊に石や花火を投げ始めたため、警官隊側が催涙ガスと放水で応酬した。
抗議に参加したある教師は「どんな形であれ差別は我慢できない。そして今、ワクチンパスという差別が存在する。(ワクチン未接種の)介護人への処罰もまた差別で、ワクチン義務化がわれわれの行く手に立ちはだかっている。あらゆる差別と戦わなければならない。われわれは独裁を欲しない」と強調した。
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