小売業販売2月は前年比1.4%増、ガソリン値上げ寄与も医薬・飲食減少

3月31日、経済産業省が発表した2月の商業動態統計速報によると、小売業販売額(全店ベース)は前年比1.4%増となった。写真は、スーパーの店頭。2024年2月、東京で撮影(2025年 ロイター/Tim Kelly)
Yoshifumi Takemoto
[東京 31日 ロイター] - 経済産業省が31日に発表した2月の商業動態統計速報によると、小売業販売額(全店ベース)は前年比1.4%増となった。ロイターの事前予測調査では2.0%増が予想されていた。
業種別の前年比は、ガソリンなど燃料が7.2%増、自動車が6.2%増、家電などの機械器具が5.6%増だった。ガソリンは価格上昇が主な要因。
一方、各種商品小売業は4.5%減、医薬品・化粧品0.9%減、飲食料品0.8%減だった。インフルエンザや感染症の一服で医薬品販売が減少した。飲食料品の減少は「前年がうるう年だったため」(経産省)という。
業態別の前年比は、家電大型専門店がスマートフォンなどの好調などで5.6%増。このほかドラッグストアが3.5%増、スーパーが3.3%増、コンビニエンスストアが0.3%増、ホームセンターが0.3%増となった。
医薬品の販売が減少するなかコメなど食品販売の増加によりドラッグストアはプラスを確保した。
一方、百貨店は衣料品の減少などが響き2.0%減にとどまった。
*経産省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/index.html [http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/index.html]
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