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韓国の若者たちは、民族の悲願だったはずの「南北統一」に興味なし

A Weakening Consensus

2021年10月20日(水)18時40分
ディラン・ステント(ビクトリア大学ウェリントン校博士課程)

新しいアプローチは、現実的かつ長期的な影響を与え得るだろう。統一をめぐるコンセンサスは、先述のとおりしばらく前から揺らいでいる。

李在明が大統領選で勝利したら、文の政策を薄めたものでやり過ごそうとするかもしれない。ただし、2人の北朝鮮政策は、いくつか重要な点で異なる。李は民族的な基盤はもはや適切ではないと指摘しており、文や、これまでの386世代(1960年代生まれ)の指導者たちとはそこが大きく違う。

一方で、保守勢力が青瓦台の主になれば、何らかの変化が起こる可能性がある。右派は北朝鮮政策の策定に関して、より韓国を中心としたスタンスを取ることに迷いはなさそうだ。

保守派の新しい勢力が政府や国会で影響力を持つようになれば、中国からの影響を防いで韓国が地政学的に成長するという理想の延長線上でのみ、韓国が主役の統一を追求するようになる。南北統一が、韓国の政治エリートのリトマス試験紙ではなくなる日がくるかもしれない。

©2021 The Diplomat

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