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災害ニューヨーク、ニュージャージー州が非常事態宣言 記録的豪雨で少なくとも40人死亡
米北東部は1日夜から2日未明にかけ突然の記録的豪雨に見舞われ、地下鉄の構内に雨水が流れ込んだり、道路を走行中の自動車が流されるなどの被害が出た。これまでに少なくとも40人の死亡が確認された。写真はニューヨーク州ママロネックで2日撮影(2021年 ロイター/Mike Segar)
米北東部は1日夜から2日未明にかけ突然の記録的豪雨に見舞われ、地下鉄の構内に雨水が流れ込んだり、道路を走行中の自動車が流されるなどの被害が出た。これまでに少なくとも40人の死亡が確認された。
8月29日に南部ルイジアナ州に上陸した大型ハリケーン「アイダ」はその後熱帯低気圧となり、北東部に150─200ミリの豪雨をもたらした。
ニューヨーク市では少なくとも12人が死亡。ニュージャージー州でも23人の死亡が確認されている。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、コネティカット州でこれまで少なくとも43人が死亡した。死者の数はハリケーンが襲ったルイジアナ州の9人を上回っている。
ニューヨークのマンハッタンでは1時間の降雨量が80.01ミリに達し、約2週間前に塗り替えられたばかりの記録を更新した。
ニューヨーク市のデブラシオ市長は1日夜、記録的な豪雨を受けて、非常事態宣言を発令。ニュージャージー州も同日夜、非常事態宣言を発令した。
交通機関の混乱も続いており、2日もニューヨーク市内の地下鉄の運行は「極めて限定」された。ニュージャージー州の鉄道も運行がほぼ停止されている。全米鉄道旅客公社(アムトラック)も2日、フィラデルフィア・ボストン間の終日運行停止を発表。ニューヨーク市とニューヨーク州オールバニを結ぶエンパイア・サービスも停止した。
ニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港では、2日朝時点で約370便が欠航になった。ただ、2日午後には米ユナイテッド航空が同空港での運航を再開した。
米北東部4州では2日も約17万世帯で停電が続いている。バイデン大統領は2日、連邦政府が「必要なあらゆる支援を行う」と表明した。
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