世界に愛された「名シェフ」アンソニー・ボーデインの足跡を追って見えたこと
Tracking Bourdain’s Journey
2021年8月20日(金)18時20分
――彼が亡くなったときは誰もが悲しんだ。
著書を読み、番組を見ていると、誰でも彼の友達のような気分になる。友達と一緒に旅しているような気分にね。だから誰もが、もうあんな旅はできないと喪失感を抱いたのだ。世界中の人々とあれほど気さくに話し、飾らぬ表情を引き出した番組ホストは彼しかいないだろう。
――ボーデインの生き方やレガシーの何を伝えたかった?
彼は並外れた探求者で、好奇心の塊だった。伝えたいのは、現地に行って人々の生活を見てほしいということ。トニーが常に心掛けたのは先入観なしに物事を見ることだ。彼は晩年、「断言できることは何もない」という意味の古代ギリシャ語のタトゥーを入れていた。
2024年11月26日号(11月19日発売)は「超解説 トランプ2.0」特集。電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること。[PLUS]驚きの閣僚リスト/分野別米投資ガイド
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着