中国軍、台湾周辺で軍事演習開始 頼総統を「寄生虫」と批判

4月1日、中国軍は、台湾周辺で陸海軍とロケット部隊の合同演習を実施していると発表した。写真は、中国と台湾の国旗と、兵士のシルエット。2023年4月、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[北京 1日 ロイター] - 中国軍は1日、台湾周辺で陸海軍とロケット部隊の合同演習を開始したと発表した。演習は「台湾独立に対する厳しい警告と強力な抑止力になる」とし、台湾の頼清徳総統を「寄生虫」と描写した。
人民解放軍東部戦区司令部の「微信(ウィーチャット)」公式アカウントの声明で「これらの訓練は主に海空戦闘即応哨戒、海上および地上目標への攻撃、重要地域とシーレーンの封鎖に重点を置き、部隊の統合作戦能力を試すものだ」とした。
発表後、同司令部の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」には、台湾を取り囲む中国軍の艦艇と戦闘機を描いた「接近中」と題したポスターが公開された。
また、同司令部の微信ページには、炎上する台湾の上空で箸でつままれた漫画の虫として頼総統を描いた「砲撃」と題する動画が掲載された。「台湾の島を汚染する寄生虫。島を空洞化する寄生虫。究極の破壊を招こうとする寄生虫」としている。
台湾当局は演習を非難。総統府は中国が「国際社会からトラブルメーカーとして広く認識されている」とし、自衛に自信を示した。
台湾高官はロイターに対し、10隻以上の中国軍艦が台湾の接続水域付近に接近したとし、台湾が軍艦を派遣して対応したことを明らかにした。中国軍による実弾射撃は確認されていないという。
台湾国防部(国防省)は、中国の空母「山東」が3月31日に台湾の対応区域に入ったため、軍用機と艦艇を派遣し、陸上配備型ミサイルシステムを作動させたと発表した。
台湾の顧立雄国防部長(国防相)は、中国が頼総統を「寄生虫」呼ばわりしたことについて、平和に寄与せず「挑発的な性格を示している」と述べた。
今回の演習に先立ち、ヘグセス米国防長官は日本とフィリピンを訪問し、中国を批判。演習はヘグセス氏の訪問終了後に始まった。
台湾にある事実上の米大使館である米国在台協会(AIT)は、米国が引き続き台湾を支援すると表明。
「中国は責任ある行動を取らず、この地域の安全と繁栄を危険にさらすことに問題を感じていないという点がまたもや明らかになった」と述べた。
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