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クリミア半島ロシア、イギリス駆逐艦のクリミア沖航行に厳重抗議「次回は爆撃」
ロシアは英国のブロナート駐ロシア大使を呼び、自国の領海と認識する黒海のクリミア半島沖を英駆逐艦が航行したことに抗議した上で、英軍艦が同海域で一段と挑発的な行動を取れば爆撃すると警告した。 写真は6月18日、ウクライナのオデッサ港に到着する英駆逐艦「ディフェンダー」(2021年 ロイター/Sergey Smolentsev)
ロシアは24日、英国のブロナート駐ロシア大使を呼び、自国の領海と認識する黒海のクリミア半島沖を英駆逐艦が航行したことに抗議した上で、英軍艦が同海域で一段と挑発的な行動を取れば爆撃すると警告した。
ロシアは前日、クリミア半島沖の海域に「領海侵犯」した英駆逐艦を追い払う目的で、警告のための砲撃と爆撃を行ったと発表。これに対し、英国は駆逐艦「ディフェンダー」がウクライナ領海を航行したことを認めたものの、砲撃は事前に伝えられていた訓練によるもので、爆撃も受けていないとして、ロシアの発表を否定した。
問題となっている海域は、ロシアは自国の領海としているが、英国を含む多くの国はウクライナの領海と認識している。
ロシアはブロナート大使を呼び、黒海における英国の「危険な」行動に抗議。ロシアのリャプコフ外務次官は国内メディアに対し「ロシアは国際法を尊重するよう要求できる。効果がない場合、爆撃できる」とし、爆撃は軍艦の「航路」だけでなく、軍艦そのものに対しても行われると述べた。
英国のジョンソン首相は、駆逐艦がウクライナのオデッサ港からジョージアのバトゥミ港に向かって、国際法に基づいて航行していたとしている。
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