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国家安全法香港警察、民主派新聞リンゴ日報のコラムニストを国家安全法違反で逮捕 記事対象に適用は初
香港警察は、民主派紙「蘋果日報(リンゴ日報)」のコラムニストを外国勢力と結託し国家安全を危うくした疑いで逮捕した。写真は蘋果日報の本社。香港で撮影(2021年 ロイター/Tyrone Siu)
香港警察は23日、民主派紙「蘋果日報(リンゴ日報)」のコラムニストを外国勢力と結託し国家安全を危うくした疑いで逮捕した。
警察は先週、同紙の幹部5人を逮捕し、関連企業の資産を凍結しており、同紙は今週中に閉鎖に追い込まれる可能性が高い。
警察はこれまで、同紙の多数の記事が国家安全維持法(国安法)に違反した疑いがあると述べている。同法施行後、当局がメディアの記事を取り締まり対象にしたのは同紙が初めて。
権利擁護団体やメディア組織、西側諸国は香港当局の措置を批判しているほか、報道の自由などの権利を巡って懸念を表明している。
警察は55歳の男性が国安法違反の疑いで逮捕されたとしたが、名前は公表していない。
リンゴ日報の親会社、ネクスト・デジタル(壱伝媒)は、論説委員長と記者1人が逮捕されたと明らかにしたが、名前は公表しなかった。記者が逮捕された理由は不明。
警察の担当者は、2人目の逮捕について情報はないとした。
香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は22日、リンゴ日報に対する当局の締め付けへの批判は国家安全保障を危うくする行為を「美化する」ものだと述べ、反論した。
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