東京五輪、男子バスケ米代表は史上3番目の高齢者チーム
USA Basketball Sending Third-Oldest Team Ever to the Tokyo Olympics
3回目の五輪出場となるデュラントも代表メンバーに Troy Babbitt-USA TODAY Sports
<男子バスケットボールのアメリカ代表は平均年齢28.2歳で五輪4連覇を目指す余裕の編成>
米バスケットボール協会は6月28日、東京オリンピックのバスケットボール男子で4連覇を目指すアメリカ代表チームのメンバー12人を発表した。このうち5人が既に30歳を超えており、米史上3番目に高齢の代表チームとなった。
30代の5人はケビン・ラブ、ケビン・デュラント、ドリュー・ホリデー、デイミアン・リラードとドレイモンド・グリーン。この5人に加えてバム・アデバヨ、ブラッドリー・ビール、デビン・ブッカー、ジェレミー・グラント、ザック・ラビーン、クリス・ミドルトンとジェイソン・テイタムの代表メンバー入りが決まった。
メンバー最高齢は32歳のラブで、最年少は22歳のテイタムだ。米バスケットボール協会によれば、東京大会が終わる時点で代表チームの平均年齢は28.2歳になっているという。これは1996年のアトランタ五輪の代表チーム(平均29.4歳)、1992年のバルセロナ五輪の初代「ドリームチーム」(同29.0歳)に次いで米男子バスケ史上3番目に高い数字だ。
代表チームのマネージングディレクターを務めるジェリー・コランジェロは、一部のメンバーは経験重視で選ばれたと語った。
技能と人柄、経験と勝利への意欲
「代表チームは国際試合での経験が豊富な選手を揃えており、ずば抜けた技量を持ち、多才でバランスが取れている」とコランジェロは述べ、こう続けた。「互いに刺激し合う上で必要な、優れたリーダーシップもあると確信している。まだ数多くの課題はあるが、全てのアメリカ国民が誇りに思うようなチームになってくれると確信している」
同協会のマーティン・デンプシー会長も「米バスケットボール協会は、国際大会で我が国を代表する選手として、技能と人柄、経験と勝利への意欲を兼ね備えた者を選んでいる」と述べた。「短期間の過酷な競争においては、多才で強靭なチームづくりが重要だ。これらのエリート選手たちが、夏の東京大会でアメリカを代表するメンバーに志願してくれたことは幸運だ」
デュラントはこれが3回目のオリンピック出場で、通算3回以上の出場は米史上4人目となる。これまでにカーメロ・アンソニーが4回の最多出場記録を持ち、レブロン・ジェームズとデイビッド・ロビンソンが3回の出場を果たしている。