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中国共産党100周年、北朝鮮を「お手本」にした習近平の未来は危うい

THE PARTY IS NOT FOREVER

2021年6月23日(水)18時35分
ミンシン・ペイ(本誌コラムニスト、クレアモント・マッケンナ大学教授)

習は個人崇拝も助長してきた。今や人民日報の1面は、習に関する記事で埋め尽くされている。結党100周年を記念して発表された共産党史の要約は、その4分の1を習体制の8年間に割いている。

中国は経済面で主体思想を全面的には導入していない。だが共産党の新たな5カ年計画は、国内成長に重点を置いた「科学技術の自立自強」や経済の安全保障を掲げる。アメリカが中国と経済的・技術的なデカップリング(分離)を図るなか、中国には自立自強以外に道はない。だが欧米の民主主義国で、「北朝鮮モデル」を目指す国と経済関係を続けたい国はほとんどないだろう。

中国の指導部は共産党の結党100周年に当たり、党が正しい方向へ進んでいるかどうか自問すべきだ。もしそうでなければ、100周年は彼らにとって最後の大きな記念日になるかもしれない。

©Project Syndicate

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