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ベラルーシ国際民間航空機関、ベラルーシの民間機強制着陸を調査へ 来月中間報告

国連の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)はベラルーシが民間旅客機を強制着陸させ反体制派を拘束した問題で、調査を開始することで合意した。写真は5月23日、ミンスクの空港に強制着陸されたライアンエア機(2021年 ロイター)
国連の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)は27日、ベラルーシが民間旅客機を強制着陸させ反体制派を拘束した問題で、調査を開始することで合意した。
アイルランドのライアン運輸相によると、ICAOは6月25日までに中間報告書を作成する。
ベラルーシは23日、アイルランドに本拠を置くライアンエアが運航する旅客機にミンスクの空港に緊急着陸するよう指示し、着陸後に搭乗していたベラルーシの反体制派ジャーナリスト、ロマン・プロタセビッチ氏の身柄を拘束した。
米国を含む数カ国が調査を要請したことを受け、36カ国で構成されるICAO理事会は調査実施で合意した。ICAOは主に国際民間航空条約違反がなかったかどうかを中心に調査するが、強い罰則規定はない。
関係筋によると、ICAOの会合でロシアと中国が調査実施に反対。ロシア代表は、米政府が2013年に、情報収集活動を暴露したエドワード・スノーデン容疑者が搭乗しているとみられた旅客機をオーストリアに着陸させたことに言及し、ミンスクで起きたことは異例の出来事ではないと述べた。

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