最新記事

英王室

ヘンリー王子は「洗脳されている」「王室はもう彼を信用できない」──王室伝記作家

Royal Family Can't Trust 'Brainwashed' Prince Harry, His Biographer Claims

2021年5月15日(土)18時11分
キャサリン・アルメシン
ヘンリー王子とメーガン妃

Henry Nicholls-REUTERS

<人気ポッドキャスト番組に出演して王室を再び攻撃したヘンリー王子について、王室伝記作家がテレビ番組で辛辣コメント>

ヘンリー王子は「洗脳」されており、家族である王室の人々を「罰する」ために「傷付けた」と、王室伝記作家アンジェラ・レビンは語った。

王子の伝記『Harry: A Biography of a Prince』の著者であるレビンは、テレビ番組「グッドモーニング・ブリテン」に出演。ヘンリー王子が出演したポッドキャスト「アームチェア・エキスパート」で語った内容について、王子は「洗脳されており」王室はもはや彼を信頼できなくなっているように感じるとした。

「ひどいことだし、本当に不快だ」と、レビンは語った。「自分の子供に、家族と関わらせないようにするなんて、とても良いことではない。言いようのない、冷酷な残酷さだ」

番組のホストの1人であるケイト・ギャラウェイが、ヘンリー王子はインタビューで自分の家族を標的にしたわけではないと指摘すると、レビンはこう答えた。「彼は自分が何を言いたいか、完全に分かっていると思う。彼は(王室の)彼らを罰するために傷付けたいのだ。もう王室は彼を信頼できないと思う」

今回、レビンがコメントしたヘンリー王子のポッドキャスト出演だが、そこで彼は王室について多数の暴露話を披露していた。父親であるチャールズ皇太子については、家系に付きまとう「痛みや苦しみ」の「サイクル」を自分に受け継がせてきたと語った。

2017年からすっかり様変わり

自らの長男アーチーは、チャールズ皇太子が自らを育てたのとは違う方法で育てると誓っていた。父親は「彼自身がそう扱われてきたように、私のことも扱っていた」という。

さらにヘンリー王子は、王室メンバーとしての人生について、映画『トゥルーマン・ショー』や動物園のなかで暮らしているようなものだったと語った。

レビンは、2017年にヘンリー王子の伝記を書く際、彼と直接やり取りをしていたという。様々な仕事で関わり、何度も本人を取材した彼女だが、当時のヘンリー王子は「素晴らしかった」と語る。だが現在は、すっかり様変わりしてしまったというのだ。

「1年以上も彼と過ごしたが、彼は素晴らしかった! 彼はポジティブだった。問題は抱えていたが、自分を被害者だと見なしたりはしなかった。現在はひどい洗脳にあっているように見え、最大の被害者になっている」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

焦点:アサド氏逃亡劇の内幕、現金や機密情報を秘密裏

ワールド

米、クリミアのロシア領認定の用意 ウクライナ和平で

ワールド

トランプ氏、ウクライナ和平仲介撤退の可能性明言 進

ビジネス

トランプ氏が解任「検討中」とNEC委員長、強まるF
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 2
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はどこ? ついに首位交代!
  • 3
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 4
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 5
    「2つの顔」を持つ白色矮星を新たに発見!磁場が作る…
  • 6
    300マイル走破で足がこうなる...ウルトラランナーの…
  • 7
    今のアメリカは「文革期の中国」と同じ...中国人すら…
  • 8
    トランプ関税 90日後の世界──不透明な中でも見えてき…
  • 9
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 10
    米経済への悪影響も大きい「トランプ関税」...なぜ、…
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 3
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 4
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 5
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 6
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 10
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中