東京都19日のコロナ新規感染766人 モニタリング会議「感染の75%が変異株に」
東京都は5月19日、都内で新たに766人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。グラフは毎週水曜日の新規陽性者数の推移。
東京都は5月19日、都内で新たに766人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。
昨日の732人から34人の増加。また先週水曜5月12日の969人からは203人の減少となっている。
7日間移動平均の新規陽性者数では727.9人で前週比83.3%に増加。
この日確認された陽性者の内訳は、
10歳未満:19人(約2%)
10代:50人(約7%)
20代:210人(約27%)
30代:155人(約20%)
40代:113人(約15%)
50代:98人(約13%)
60代:46人(約6%)
70代:43人(約6%)
80代:25人(約3%)
90代:6人(約1%)
100歳以上1人(約0.13%)
となっている。また65歳以上の高齢者は99人となっており、全体の13%を占めている。
一方、重症者は前日の81人に対して73人で8人減少している。
これで東京都内で確認された陽性者の累計は154,156人となった。
モニタリング会議「感染の75%が変異株に置き換わった」
こうしたなか、東京都は20日午後、感染状況とその対策を検討するモニタリング会議を開催した。
そのなかで専門家は感染状況について「流行の主体が感染力の強い変異株 (N501Y)に置き換わったと考えられ、新規陽性者数が減少しつつあるが依然高止まりしており、短期間で再び増加に転ずることへの警戒が必要である」と指摘した。
また医療提供体制については、「入院患者数および重症患者数が高い値で推移しており、医療提供体制のひっ迫が危惧される」とした。さらに感染の主体が変異株になったことで「若年層を含めあらゆる世代が、感染によるリスクを有することを啓発する必要がある」としてさらなる感染対策を呼びかけた。